エッセイ

赤旗水曜随想 知恵と工夫で乗り切ろう/衆院議員 田村貴昭

100932828_2408003912635916_2338329514775412736_n 議員会館の地下4階から12階まで、階段を駆け上がる。よし大丈夫、今日も快調だ。うつされない、うつさないを心がけ、新型コロナと向き合う日々。自粛・休業にともなう相談や問い合わせが、連日寄せられ、秘書とともに対応にあたっている。
 
 仕事を失い生活費に困窮する被災者、牛肉の価格下落に苦しむ農家、行事の中止で無収入となった劇団員…電話やメールの向こうの窮状を政府各省に伝え、救済策を模索。策がなければ、策をつくれと国会質問にぶつける。この活動はこれから先も長く続く。
 
 痛感するのは、安倍政権の対応のひどさだ。例えば、野党が強く要求して家賃支援が入ったものの、なぜ5月以降の収入を基準とするのか。収入が絶たれ、退学を余儀なくされている大学生になぜ学費を減免しないのか。
 
 マスクひとつとっても後手後手の対応。加えて、検察庁法改悪と黒川氏の処遇に国民の怒りが爆発した。「火事場泥棒やめよ」「三権分立まもれ」。この声に自公政権は法案の今国会成立を断念。国民と野党の共同で政治は変えられる――たたかいの貴重な経験がまたひとつ増えた。
 
 コロナ禍の中、東京を思うように離れられないのが痛い。沖縄県議選の応援に行けないのがとりわけつらい。そこで昨日、応援の動画メッセージを発信することに。新基地ストップ、平和で豊かな沖縄へ、共産党とオール沖縄の勝利を何としてでも。
 
 九州各県の共産党事務所、地方議員をつないでのオンライン会議も広がってきた。互いに励ましあって、情報の共有と交換を行う。大変有効なやり方だ。当面、制約はあるが、知恵と工夫で乗り切ってゆきたい。(しんぶん赤旗 2020年6月3日)

赤旗水曜随想 「消費税の減税」に拍手 衆院議員 田村貴昭

減税でしょ 消毒スプレーの多用だからでしょうか、手がカサカサになりました。緊急事態宣言のもと、感染拡大地域の東京と福岡を行き来するものとしては、体調管理に気をつけ、手洗い、うがい、マスクはもとより、コロナを寄せ付けないために神経を集中する日々です。
 
 国会にみんな集まって大丈夫なのか?正直矛盾は感じますが、委員会室の窓は開放、議席の間隔を開けながら、「三つの密」とならないよう対処しています。本会議のあり方は、与野党で協議中です。
 
 やはり国会は休むわけにはいきません。「安倍政権のコロナ対策は不安だ」、この国民の思いに向き合うのが国会、とりわけ野党の役割だからです。
 
 「日々の支払いができない」「給付金はもらえるのか」「雇用調整助成金の手続きが煩雑すぎる」「税金納めてマスク2枚だけか」――国民の声をぶつけ、暮らしと営業を支え、医療体制を拡充させなければなりません。
 
 先日、私の質問に自民党席から拍手が起こりました。テーマは消費税の減税です。しかし、実効ある政策なのに、政府の経済対策には組まれていません。コロナとのたたかいは、これまでの自民党政治の間違いを正すたたかいでもあります。
 
 自粛と補償はセットで。共産党の主張は与野党の垣根を越えて、共感が広かっています。それが感染防止につながるからです。さあ、今日も質問です。行ってきます。(しんぶん赤旗 2020年4月8日)

「『共産党がんばれ』声かかり」 衆院議員 田村貴昭

20200102040244 年末に「市民連合ふくおか」が呼びかけて、野党各党そろっての街頭宣伝。「桜を見る会は正月過ぎても忘れない」「ウソとごまかしの政治は退場させよう」の訴えに、若者たちがうなずいてガッツポーズ。地域を訪問したら、「カジノ汚職など政治がひどすぎる。『赤旗』入れていいよ」と激励。年始の宣伝でも「野党共同が大事だよ」「共産党がんばれ」と声がかかりました。
 
 国民の安倍政治への不信と怒りを、政権を交代させて応えなければ。今年の大目標です。
 
 昨年は40回の国会質問。辺野古のたたかいと合わせて、自衛隊の「米軍化」を許さない運動を各県で広げましょう。米軍艦載機訓練のための馬毛島(鹿児島)買収を徹底追及します。災害対策、福祉・教育の拡充、農林水産業の振興にいっそう力を尽くします。
 
 たたかいの先にあるのは――憲法順守、人権を守るあたりまえの政治。消費税を引き下げ、暮らしを大切にする政権。希望を大いに語り、奮闘する決意です。(しんぶん赤旗 2020年1月7日)

2019新年のあいさつ 地方の声しっかり届ける 衆院議員 田村貴昭

田村議員 小 「がんばってください」「共産党が伸びないと」――参拝客から声がかかります。福岡市、北九州市の神社前での新春宣伝。「例年より声援が多いね」と議員、予定候補のみなさんと必勝を誓い合いました。
 
 参院選を頂点とする2019年の政治戦。アベ政治を終わらせるために、地方自治の前進と住民要求実現のために、私も全力でたたかいます。マイクを握り、支持と共感をどれだけ広げられるか、わくわくどきどきです。
 
 年末、年始に自宅の近くをランニングしました。穏やかな日は温暖化か? 凍てつく日はどこかで雪害は起きてないだろうか・・・いろいろ考えます。気候変動による災害があいつぎ、全国各地を駆け回ってきました。被災者支援と同時に、C02の削減が喫緊の課題。本腰入れた対策を政府に求めます。
 
 昨年は本会議、委員会通じて48回の質問。今年も国民との矛盾を広げる自公政治を追及するとともに、地方の声をしっかり政府に届けます。よろしくお願いします。(しんぶん赤旗 2019年1月5日)

水曜随想 「写経共闘」の力発揮 衆議院議員 田村貴昭

写経共闘 「これ何て読むの?」「『型枠施工』だと思いますよ」。他党の議員に教えたり、教えられたりして、転記作業を進めます。
 
 外国人技能実習生への聞き取り調査は、国会が求めたにもかかわらず、法務省は聴取票のコピーを認めません。安倍政権は実習生の実態を知らされたくないのです。そこで野党は分担して2870枚の調査票を書き写すことに。「写経共闘」です。
 
 私も数十枚分担しました。フルタイムで働いても月収数万円、1日16時間労働、そんな事例がたくさん。転記の作業場では連帯感がひろがります。
 
 「ひどい実態だ、これで外国人労働を拡大したら大変だ」「早く集計して、国会審議に生かそう」
 
 かくして、67%の実習生が最低賃金以下で働かされていた事実が明らかに。名野党共闘の力で入管法改定の土台を崩壊に追いこみました。
 
 漁協を退け、企業に漁業権付与の仕組みをつくる漁業法の大改悪。野党が十分な審議時間を求めたにもかかわらず、自民党は審議入りする前に採決日を言い出しました。前代未聞のやり方に、衆議院農水委員会の4野党は共同してたたかいました。
 
 宮城県の漁業者への聞き取り調査、国会での共同会見、共同ヒアリングも行い、いっそう結束が深まりました。
 
 安倍政権が強権政治を重ねれば、重ねるほどに、国民との矛盾は広がり、野党共闘は発展するのです。
 
 改憲の策動を打ち破り、実りも多かった臨時国会。来年は共闘をさらに広げ、論戦で追い込み、選挙で自公退場の審判を。正念場のたたかいです。(しんぶん赤旗 2018年12月12日)