エッセイ

随想 「反省のないあなたへ」 衆議院議員 田村貴昭

 反省のないあなたへ。あなたはいつも議場でヤジってますね。先日は本会議の登壇者に「議長、杉田(水脈)議員のヤジを止めてください」と名指しされていました。
 
 あなたの発言はヤジにとどまらず、性的少数者や隣国を目の敵にして、多くの人が傷ついています。今回は、同性カップルを念頭に「生産性がない」「税金を投入するのがいいのか」と主張しました。日本はそういう国会議員を許容しているのか――外国からそう見られたなら、私は同じ議員でいることが、恥ずかしくていたたまれない気持ちです。
 
 「生産性がない」などよくも言えたものです。こんな声も間きました。「自分年金暮らしだが、『年寄りはいらない』と聞こえた」。あなたにその気はなくても、働くことができない、働き終えた方も大変不愉快な思いをしています。
 
 あなたの党、自民党の幹事長は「人それぞれ政治的立場、いろんな人生観、考えがある」と述べました。確かに人はそれぞれです。LGBTの方も、ハンディキャップを持った方も、病気の方も、元気な方も、そしていろいろな考え方があります。その多様性、個人の尊厳を認め、保障するのが政治の役割ではありませんか。
 
 発言を撤回・謝罪しないのなら、議員を辞職すべきです。あなたをかばい、差別を容認する自民党には、政権から退場いただきたいと思います。
 
 追伸。先日、ブラックな働き方をしてきた青年と会いました。「今の賃金では結婚もできない。将来不安しかない」。格差と貧困をひろげ、子どもを産み育てたい方々の願いに背いているのも、あなたの党であることを付言しておきます。(しんぶん赤旗 2018年8月3日)

水曜随想 「防災・減災を抜本的に」 衆議院議員 田村貴昭

http://img-cdn.jg.jugem.jp/82d/2942373/20180620_1681164.jpg?_ga=2.124910157.617969084.1533343336-605089301.1533343336 大阪でまさかの地震。母と妹一家の暮らす箕面市は震度6弱の揺れに襲われた。電話は通じなかったが、SNSで安否が確認できた。食器が粉々になった写真が送られてきた。見慣れた食器棚は阪神大震災も経験。2度の被災に耐えたか。
 
 学校プールの塀が崩れて小学4年生の女の子が犠牲となった。塀の倒壊は福岡西方沖でも、熊本でも何度も見てきた。「国土強靭(きょうじん)化」の掛け声の一方、通学路の安全も確保できない政治の現実。新聞の写真に手を合わせ、防災、減災を抜本的に進めなければと誓う。
 
 これだけ科学が発達しても、地震や火山爆発の予知は難しい。国土交通省の調査では、大規模建築物の約1割が、震度6強以上の地震で倒壊・崩壊する可能性が高いという。東京圏をはじめ、大都市の一極集中を本気で是正する気があるのか、政府に迫りたい。
 
 昨日、衆議院本会議で自民、公明、維新がカジノ法を通した。国民の7割が反対しているにもかかわらず。大阪府や大阪市は、震災を目の当たりにしてもカジノ誘致に血道をあげるのか。
 
 朝鮮半島の非核化と平和構築へ、世界が大きく動く中、日本は圧力一辺倒への反省もなく、2千億円もかけてイージス・アショアを導入しようとしている。逆立ちしてはいないか。もっと、暮らしに根差し、地に足をつけた政治を。
 
 通常国会は今日で会期末を迎えるが、与党は会期延長で悪法成立をはかる。許してなるものか。今国会、野党各党は、それぞれの憲法観は違っても、自衛隊を明記する自民党改憲案を審議入りさせなかった。全国統一署名と野党共闘の力だ。逆立ち政治をただす力を、もっともっと増やさなければ。(しんぶん赤旗 2018年6月20日)

2018新年のあいさつ 「強く大きな党をつくろう」 衆議院議員 田村貴昭

田村議員 小 神社に参拝された市民が、共産党の宣伝に出会って、「安倍9条改憲NO!憲法を生かす全国統一署名」にサイン。年始はなかなかの光景でした。国民の平和への願いを、野党共闘に結実させなければ。
 
 熊本地震に九州北部豪雨。復旧・復興とともに、自然の猛威から人命をいかに守るか、この課題にしっかり取り組みます。
 
 農林水産、環境に加えて災害対策。国会での新しい任務も始動しました。しかし、委員会所属にとらわれず、平和と暮らしのためなら何でもやる意気込みです。
 
 沖縄をはじめ重要な選挙が各地で続きます。一つひとつのたたかいに勝つとともに、強く大きな党をともにつくりましょう。引き続き駆け回ります。今年もよろしくお願いします。
(しんぶん赤旗 2018年1月5日)

エストニア、ドイツ、フランス訪問 8月21日~27日

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8月21日~27日までの7日間、衆議院・総務委員会の海外派遣でエストニア、ドイツ、フランスの各都市を訪問。電子政府の取り組み、地方自治制度、地方活性化のとりくみ、ICTの先端研究などについての調査を行います。

海外派遣の参加は初めてです。ネットが通じるかな・・・などと思いつつ、羽田を出発。

フランクフルト空港を経由して、エストニアの首都・タリンへ向かいます。

 

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エストニア/スヴェン・セステル国会経済委員長、マルト・マキ統計庁長官との意見交換 8月21日

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タリン到着後、すぐにITの若手経営者との昼食懇談会、そして国会・政府要人との意見交換に入りました。

 

この建物の色合い、学校かと思いました。実は国会です。

 

国会で、スヴェン・セステル経済委員長から、先進的なITCの取り組みについて、詳しく伺いました。

 

「e-ヘルス」で、患者の病歴照会、処方箋がIDカードによってスムースになったと。P1000114

しかし、患者が希望しないと情報は他の医師には知らされないし、政府も情報を知ることができない。個人情報の扱いについて、セステル委員長は自信をもって語りました。

 

 国会議員に対する説明資料はすべて電子化。日本は・・・やっぱり紙社会ですね。

 

エストニアのマルト・マキ統計庁長官から統計行政についての取り組みを伺いました。「母集団の選択が大事」「データの機密性も大事」等々、クォリティの高さを求めるこだわりがひしひしと伝わりました。

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夕食時、柳沢陽子大使から、エストニアの国と人々についていろいろと教えていただきました。「しゃいなところは日本人とよく似てます」とのこと。

ロシアの苦闘の歴史を経て、「欧州に生きるバルト3国のトップランナー」と呼ばれるエストニア。現在はEU議長国で、NATO軍にも入っています。人口132万人、エストニア国民の経済・安全保障戦略を垣間見ました。

「国民は欧州のワインを飲みますが、この国はウォッカも造っています」(大使)。

なるほど-。

 

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