豪雨被災 旅館・ホテル、今も休業余儀なく 田村貴昭衆院議員が調査 大分・天ケ瀬温泉

旅館の女将(手前)から復旧への要望などを聞き取る田村氏(左から4人目)ら=27日、大分県日田市 7月の豪雨災害で甚大な被害を受けた大分県日田市の天ケ瀬温泉では、温泉街を流れる玖珠(くす)川の一日も早い改修、整備が生活と生業(なりわい)再建のための緊急課題になっています。日本共産党の田村貴昭衆院議員は8月27日、現地を調査しました。

日隈知重、大谷敏彰の両市議と堤栄三、猿渡久子の両県議らが参加。田村氏は地元旅館組合関係者の案内で、同業の旅館経営者らから要望を聞き取りました。

護岸に建つ旅館、ホテル7軒は、今も休業を余儀なくされています。住民からは、玖珠川河床に点在する泉源の確保、集中管理を前提に、河川の拡幅や護岸整備など、「原状復旧」にとどまらない防災・減災をめざした復旧を求める声が相次ぎました。

老舗旅館の社長は「河川改修に数年はかかる。営業はしたいけど、どうやって再建にまでもっていくかだ」と話し、営業再開までの補償を強く求めました。

田村氏は「住民の総意を生かした、温泉街一体となった復旧が求められます。それだけに国、県の強力な支援が必要です。声を届け力を尽くしたい」と応じ、住民らを激励しました。(しんぶん赤旗 2020年8月28日)