マイナ保険証中止を 市民団体、国会前座り込み

5月19日 国会前行動 マイナンバー法等改定案の国会審議が進む中、市民団体らが5月19日、廃案を求め、国会前で緊急の座り込み行動と集会を行いました。80人超が参加し、「反対の世論は広がっている」「マイナ保険証は中止を」と声を上げました。
 
 主催は、マイナンバー制度反対連絡会、中央社会保障推進協議会、全国保険医団体連合会です。
 
 同連絡会の原英彦事務局長は、マイナ保険証に他人の情報がひも付けされるなどのトラブルが相次いでいるとして、「急がせ、強制し、無理やり進めようとしたから」だと批判。反対の運動や国民世論の広がりによって、当初の採決予定を見送らせたとして、「保険証廃止は許さないという声を広げていこう」と訴えました。
 
 全労連の小畑雅子議長は、ネットなどで計約67万人分の反対署名が集まり、政府を追い詰めていると発言。「国民の命を人質にとった保険証廃止は許せない」と憤りをぶつけました。
 
 緊急行動・集会には、日本共産党の田村貴昭衆院議員、倉林明子、山下芳生の両参院議員も参加し、あいさつしました。(しんぶん赤旗 2023年5月20日)