日米共同訓練は中止を 九州4県の共産党 防衛局に要請 田村貴昭議員同席

九州防衛局 10月14日から31日まで九州・沖縄などで陸上自衛隊と米海兵隊による日米共同訓練「レゾリュート・ドラゴン23」が計画されている問題で、熊本、大分、宮崎、鹿児島各県の日本共産党と田村貴昭衆院議員(衆院九州・沖縄ブロック比例予定候補)は9月25日、九州防衛局(福岡市)に訓練の中止を要請しました。
 
 田村氏は、「九州で日米共同訓練が常態化している。事故を繰り返すオスプレイを使うことは論外。訓練そのものも敵基地攻撃能力と集団的自衛権をセットにして使えるようにするもので許されない」と指摘しました。
 
 この間、オスプレイは計器の異常サインなどで九州の民間飛行場への緊急着陸を繰り返しており、参加者らは市街地上空の飛行見合わせや、飛行ルートの開示を要求。九州防衛局は米軍の飛行ルート開示を拒んだものの、自衛隊については開示できるか確認すると回答しました。
 
 また、鹿児島からの参加者は、海自鹿屋基地で滑走路を逸脱する事故を起こした米軍無人機MQ9の運用と、馬毛島での基地建設をともに中止するよう要請しました。
 
 申し入れには、まつざき真琴・衆院鹿児島2区予定候補、橋口美幸・鹿児島県西之表市議ら各県の代表が参加しました。(しんぶん赤旗 2023年9月26日)