じん肺基金実現を 建交労九州支部が大会 田村氏あいさつ 熊本

20231020021396 全日本建設交運一般労働組合九州支部の第25回定期大会が10月19、20の両日、熊本市で開かれました。
 
 川路潔委員長が「労働組合として増税による福祉後退の流れを許さず平和を求める運動をすすめよう」とあいさつ。2023年度運動方針では、トンネルじん肺「基金創設」実現や建設アスベスト被害者の完全救済、憲法と平和、民主主義と人権を守ることなどの推進や世論の拡大をめざすことを決めました。
 
 日本共産党の田村貴昭衆院議員、県労連の楳本(うめもと)光男議長らが来賓あいさつしました。
 
 田村氏は、解体作業でのアスベスト飛散問題を国会で取り上げ、普及を求めた「アスベストアナライザー(含有測定器)」が全国30の労働局に配布され自治体でも導入が進んでいると指摘。衆院の財務金融委員会の欧州派遣で視察した最賃制度の課題や消費税(付加価値税)についても紹介しました。
 
 また、次期衆院選で市民と野党の共闘を一層広げ、暴走政治に歯止めをかけるため奮闘する決意を述べました。(しんぶん赤旗 2023年10月21日)