洋上風力発電を調査 田村衆院議員・党市議団 北九州

洋上風力発電について現地調査① 12日 日本共産党の田村貴昭衆院議員と党北九州市議団は1月12日、北九州市エコタウンセンター(若松区)を訪ね、市による風力発電関連産業の総合拠点の形成のための「グリーンエネルギーポートひびき」事業を調査しました。
 
 同事業は、港湾の活用による都市の活性化を目的としており、事業の一環として現在、同区の響灘沖合に建設中の洋上風力発電所が2025年度中の運転開始を予定。大型風車25基を設置し、出力22万キロワット、約17万世帯の電力をまかなう計画で、現時点では国内最大規模となります。総事業費は1700億円です。
 
 田村氏らは、市の担当課長から説明を受け、事業の背景や全体像、特に洋上風力発電所の風車本体の生産やサプライチェーンを国内で広げていく課題などを聞き取り、建設現場を見学しました。
 
 視察後に、田村氏は、カーボンニュートラル、気候危機対策を進める立場で「市の取り組みを見守っていきたい」とのべ、原発優先になっている出力制御の課題では「再エネ中心のエネルギー政策に転換していくため、国会でも引き続き求めていく」と語りました。(しんぶん赤旗 2024年1月16日)