ヘリパッドいらない 沖縄・那覇市 若者らがパレード

 米軍ヘリパッド(ヘリコプター離着陸帯)建設に反対する沖縄県東村(ひがしそん)の住民を応援しようと10月1日、若者ら広範な市民が集会とパレードをしました。

 午後6時、那覇市の県庁前広場にはカラフルなポンチョや着ぐるみ、かぶり物の若者や風船を手にした家族連れ、ミュージシャンらが集いました。軽快なジャンべ(アフリカの太鼓)やサンバのリズムに踊り出す人も。労働組合などの団体旗やノボリが遠慮がちに並びます。

 集会を発案したのは、那覇市で飲食店を経営する男性(41)。「興味を持ってもらうには楽しくなくちゃあ」と“サウンド・パレード”を友人に伝えたところ、インターネットで瞬く間に広がりました。「だから、だれが来たかも分かりません」

 家族4人で参加した、女性(43)=読谷村(よみたんそん)、自営業=は「“ヘリパッド反対”の手ぬぐいを作ったこともありますが、きょうは家族で楽しめそうなのできました」。

 300人近い参加者は、専門家から垂直離着陸輸送機MV22オスプレイなどの話を聞いた後、沖縄一の繁華街・国際通りをにぎやかにパレード。日本共産党の赤嶺政賢衆院議員、田村貴昭・九州沖縄ブロック事務所長、前田政明県議らも参加しました。(2011年10月2日 しんぶん赤旗)