オスプレイ配備・訓練に反対を 三島村・十島村へ訪問・申し入れ

 日本共産党の田村貴昭衆院九州・沖縄ブロック比例候補は8月22日、鹿児島県の離島、三島(みしま)村と十島(としま)村の村長あてに、米軍の垂直離着陸輸送機MV22オスプレイ配備に反対するよう申し入れしました。米重均鹿児島地区委員長、山口ひろのぶ衆院鹿児島1区候補とともに、鹿児島市内にある両村役場を訪問しました。

 オスプレイの訓練区域・「パープルルート」に隣接している三島村の日高郷士村長は「安全性が確保されていないものを沖縄の密集地帯(普天間基地)にもっていくのはどうか」と懸念を示し「まず人命を守ることが大事だ」と話しました。

 南北160キロの海域に浮かぶ12の島からなる、「パープルルート」下の十島村の福澤章二総務課長は、肥後正司村長が「パープルルートの訓練自体やめてほしい」と表明し、県離島振興協議会では口頭で申し入れたと話しました。

 2002年頃から有人島である子宝島上空に米軍機による低空飛行が頻繁に見られるようになり、住民から「すさまじい爆音で子どもが恐怖におののき授業が中断した」「操縦席から手を振る行為をしていく」などの不安な声が寄せられ、2006年には県知事に「米軍機異常接近の速やかな中止」を外務省、米国に要請するよう求めたことを説明しました。(しんぶん赤旗 2012年8月24日)