馬毛島に米軍いらぬ 女性団体が陳情 赤嶺・田村両衆院議員と懇談

「よめじょの会」の人たち(左側)から陳情書を受け取る(右から)赤嶺、田村両衆院議員=1日、国会内 米軍空母艦載機の陸上離着陸訓練(FCLP)の移転候補地となっている馬毛島(鹿児島県西之表市)の買収をめぐり、政府が地権者と売買仮契約を結んだことを受けて、馬毛島の軍事施設化に反対する「よめじょの会」が2月1日、国会内で各党に陳情書を届け懇談しました。日本共産党は赤嶺政賢、田村貴昭両衆院議員が対応しました。
 
 陳情書は、馬毛島の軍事利用に反対し、同島を候補地とした日米合意の白紙撤回を要求しています。同会の長野広美(無所属)、橋口美幸(日本共産党)両西之表市議らは、市議会でも反対決議を繰り返し採択したと説明し、「地元の頭ごしに進められ、島民は翻弄(ほんろう)されている。米軍施設は私たちの生活を脅かす」と訴えました。
 
 赤嶺、田村両氏は、「FCLP訓練ルートは種子島に重ならないとする防衛省の説明には何の説得力もない」「米軍普天間基地でも飛行ルート外である保育園などの上空を米軍ヘリが日常的に飛んでいる。馬毛島でも起こり得る」と説明。「国会でも軍事利用阻止のために頑張りたい」と応じました。(しんぶん赤旗 2019年2月3日)