〝軍拡より温暖化対策こそ〟 宗教者が国会内集会 田村衆院議員あいさつ

あいさつする田村貴昭衆院議員(正面中央)=19日、国会内 軍拡・海外派兵より温暖化対策を、信教の自由侵害の「緊急事態宣言」はいらないと訴える宗派を超えた宗教者が3月19日、国会内で集会を開きました。平和をつくり出す宗教者ネットの主催で、40人が参加しました。
 
 主催者あいさつした日本キリスト教協議会総幹事の金性済(キム・ソンジェ)さんは、新型コロナウイルス対策のための特措法改定に「信教の自由を侵害する」として反対した宗教者緊急声明を紹介。「宗教者独自の嗅覚で『危ないぞ』という声をあげたものです。憲法9条、立憲主義を守ろうと努力してきた私たちは、表現の自由、思想の自由を守り、平和の叫びを続けていきましょう」と呼びかけました。
 
 国際環境NGO「FoE Japan」の深草亜悠美さんが気候変動問題について映像を交えて報告。「日本は世界に逆行しています。社会システム、政策をセットで変えていく必要があります」とのべました。
 
 日本共産党の田村貴昭衆院議員、沖縄の風の高良鉄美参院議員が参加。田村氏は「日本が温暖化対策に後ろ向きなのは、財界のやることには口出しできないという安倍政権の根本的な問題からくるものです。一緒に監視と追及を強めていきましょう」とあいさつしました。(しんぶん赤旗 2020年3月20日)