安倍氏の美化 許さない 福岡県民集会に300人

20220923福岡総がかり集会田村挨拶 (1) 安倍元首相の「国葬」中止を求め、福岡県総がかり実行委員会は9月23日、福岡市で県民集会を開き、約300人が参加しました。
 
 青柳行信代表が、「安倍首相を『英霊』のように美化するための国葬はあってはならない」と述べ、人権と尊厳を守るたたかいを進めようと訴えました。
 
 日本共産党の田村貴昭衆院議員は、国葬は「憲法19条の思想・良心の自由に真っ向から反するもの」と指摘。安倍政権の立憲主義に反する政治や、岸田政権の物価高騰への無策を批判し「くらし、憲法、民主主義を守るため、共に声を上げよう」と力を込めました。
 
 市民連合ふくおかや県労連などの団体がスピーチ。社民党、れいわ新選組、ふくおか緑の党のメンバーがあいさつし、立憲民主党県連からメッセージが寄せられました。
 
 集会に参加した女性(52)は、葬儀への反対にためらいを感じていましたが、戦前の国葬が国威発揚のためだったと報道で知り、「今、声を上げなければ後悔すると思うようになりました。安保法を強行した安倍氏の国葬なんてとんでもない」と語りました。
 
 集会後、参加者らは、繁華街・天神でスタンディング。国葬反対の横断幕などを掲げ、リレートークで市民にアピールしました。(しんぶん赤旗 2022年9月24日)