治水対策早急に必要 筑後川河川事務所に田村衆院議員ら 福岡

説明を受ける(左から)平山、田村両氏=25日、福岡県久留米市 日本共産党の田村貴昭衆院議員は7月25日、福岡県大刀洗町での記録的な大雨で起きた筑後川水系河川の治水対策について、久留米市の筑後川河川事務所でヒアリングをして意見を交わしました。平山賢治治町議と住民らが同行しました。
 
 同町では、ここ7年間のうち6年で浸水被害が発生。田村氏は、特に筑後川水系の小石原川左岸の西原地区では実質的に遊水地化しているにもかかわらず、河川整備計画の対象外となっていることなどをあげ、早急な対策を要望しました。
 
 また被災地調査や住民からの聞き取り、大刀洗町の中山哲志町長との意見交換で出された要望を紹介。「豪雨水害が多発する中で急いで対策を進めていかなければならない」とのべ、順次進めているとする河川整備計画の早急な見直し、改善を訴えました。
 
 平山氏は、住民らが毎年、不安の中で出水期を迎えており、遊水地化している地域への補償や寺内ダムの事前放流の基準見直しについて意見しました。
 
 筑後川河川事務所の安部剛副所長、坂本二俊技術副所長、熊井教寿総括地域防災調整官が対応しました。(しんぶん赤旗 2023年7月26日)