稲嶺氏勝利で新基地ノーを 名護市長選へ決起大会 「大義われに 気概示そう」

 沖縄の基地問題の今後を左右する名護市長選(12日告示、19日投票)で稲嶺ススム市長を必ず勝利させようと後援会の総決起大会が1月8日、同市でありました。「知事は転んでも私たちは屈しない」と約3800人がシンボルカラーの青の鉢巻きを締め「21世紀の森屋内運動場」に集いました。

 熱烈な拍手と指笛に迎えられた稲嶺市長は、自民党の沖縄関係国会議員や県連、知事まで「辺野古への基地移設容認」に公約を裏切ったことを厳しく批判。「私は海にも陸にも新しい基地をつくらせないという信念を貫く。米軍再編交付金に頼らない街づくりを進める」とのべ、「大義はわれわれにある。名護市民の気概を示そう」と力を込めました。

 自民党の県内基地建設受け入れに抗議して県連顧問を辞任した仲里利信・元県議会議長、大手リゾートホテルなどを経営する「かりゆし」の平良長敬会長らがあいさつ。自民党出身の比嘉祐一市議会議長が必勝へ行動提起をしました。

 保革の立場を超え結集する議員が紹介され、日本共産党の赤嶺政賢衆院議員は「米軍再編交付金がなくても街づくりはできると稲嶺氏は証明した」と訴えました。仁比聡平参院議員、田村貴昭党国会議員団九州沖縄ブロック事務所長も参加しました。

 知事の裏切りに憤って参加した名護市の女性(47)=パート=、と娘さんは(23)=事務職=母娘。「医療費無料化や待機児童解消を進めてきた稲嶺さんを勝たせたい」、「勝たせるために行動したい」と話しました。(しんぶん赤旗 2014年1月9日)