建設産業の運動前進へ 福建労が60周年記念式典

建設労働者らでつくる福岡県建設労働組合(福建労)は2月22日、60周年記念の式典と祝賀会を福岡市内のホテルで開きました。

県内外の各界から234人が参加。日本共産党の田村貴昭、真島省三の両衆院議員、仁比聡平参院議員が参加してお祝いの言葉をのべました。後藤とみかず県知事候補も駆けつけてあいさつしました。

福建労は、同市早良区西新(当時、同市西新町)での労災事故を機に、劣悪な職場環境を改善するため、1955年に結成されました。18人の組合員でスタートし、「仕事の確保」「労働条件の改善」「賃金引き上げ」の要求や九州建設アスベスト訴訟などをすすめ、約1万2000人の組合員を擁する組合になりました。

下川一雄委員長は、60年にわたる福建労の歴史をひも解きながら、「60周年の新たな節目として、建設産業全体を見据えた運動を前進させて産業の民主化と労働者の待遇改善・向上に取り組んでいきたい」と語りました。

田村衆院議員は、安倍政権の暴走政治を批判。「福建労とともに労働者の権利と家族の生活を守るため、日本共産党も全力で頑張っていきたい」とのべ、住宅リフォーム助成制度や公契約条例の制定を県内の自治体に拡大していく決意をのべました。(しんぶん赤旗 2015年2月24日)