九州北部豪雨 日田彦山線必ず復旧を 福岡・大分の共産党が申し入れ

担当者に申し入れ書を渡す田村(向かって左端)、山下(その後ろ)両候補ら=2日、福岡市

担当者に申し入れ書を渡す田村(向かって左端)、山下(その後ろ)両候補ら=2日、福岡市

 九州北部豪雨の被害で運休しているJR久大(きゅうだい)本線と日田彦山(ひたひこさん)線の復旧を求め、日本共産党福岡県委員会と大分県委員会は10月2日、福岡市のJR九州本店で申し入れをしました。田村たかあき前衆院議員(衆院九州・沖縄比例・福岡10区重複予定候補)、山下かい大分県委員会書記長(衆院九州・沖縄比例予定候補)が同席しました。
 
 申し入れでは、通勤や通学、通院への影響や廃線を心配する住民の声にふれ、早期の全面復旧と、復旧計画の周知を要請。高瀬莱穂子福岡県議、大谷敏彰、日限知重両大分県日田市議、永沼かよ子福岡県添田町議予定候補、田中ようじ福岡衆院5区予定候補らが、日田彦山線復旧の時期を示さないJR側に「復旧が災害復興の象徴になる。ぜひ明言を」と訴えました。
 
 田村氏は、国会の上場企業への復旧支援の議論や鉄道ネットワーク維持を約束した青柳俊彦社長の答弁にふれ、「困難を乗り越えてほしい」と求めました。
 
 山下氏は「JRは『廃線にはせず時間はかかっても必ず復旧する』という意思を示してほしい。地域では民営化の悪影響が如実に出てきており、選挙も通じて公共交通を壊してきた自民党政治を変えていく」と語りました。(しんぶん赤旗 2017年10月4日)