赤旗水曜随想 「消費税の減税」に拍手 衆院議員 田村貴昭

減税でしょ 消毒スプレーの多用だからでしょうか、手がカサカサになりました。緊急事態宣言のもと、感染拡大地域の東京と福岡を行き来するものとしては、体調管理に気をつけ、手洗い、うがい、マスクはもとより、コロナを寄せ付けないために神経を集中する日々です。
 
 国会にみんな集まって大丈夫なのか?正直矛盾は感じますが、委員会室の窓は開放、議席の間隔を開けながら、「三つの密」とならないよう対処しています。本会議のあり方は、与野党で協議中です。
 
 やはり国会は休むわけにはいきません。「安倍政権のコロナ対策は不安だ」、この国民の思いに向き合うのが国会、とりわけ野党の役割だからです。
 
 「日々の支払いができない」「給付金はもらえるのか」「雇用調整助成金の手続きが煩雑すぎる」「税金納めてマスク2枚だけか」――国民の声をぶつけ、暮らしと営業を支え、医療体制を拡充させなければなりません。
 
 先日、私の質問に自民党席から拍手が起こりました。テーマは消費税の減税です。しかし、実効ある政策なのに、政府の経済対策には組まれていません。コロナとのたたかいは、これまでの自民党政治の間違いを正すたたかいでもあります。
 
 自粛と補償はセットで。共産党の主張は与野党の垣根を越えて、共感が広かっています。それが感染防止につながるからです。さあ、今日も質問です。行ってきます。(しんぶん赤旗 2020年4月8日)