車両の騒音・光で実害 畜産農家などと田村衆院議員が懇談 宮崎・都城

話を聞く(こちらむき右から)田村、来住両氏=21日、宮崎県都城市 日本共産党の田村貴昭衆院議員は12月21日、宮崎県都城市に入り、住民と懇談しました。来住一人県議、畑中ゆう子市議が同行しました。
 
 鹿児島県志布志市との間に結ばれた高規格道路の沿道にすむ住民は、通行する車両の騒音や光に悩まされていると訴えました。
 
 沿線で畜産を営んでいる農家は、以前は年に1頭程度の死産が開通からの半年ですでに4頭になったと説明。牛舎に寒冷紗(しゃ)をかけるなどライトが少しでも気にならないよう工夫をしていると話しました。
 
 深夜の通行で睡眠を妨げられている住民は、雨の日は路面がぬれ、音が大きく感じるといい、「2年後に高速とつながり通行量が増えればどうなるだろう」と不安を語りました。
 
 田村氏は、実害が出ているのは明らかだとして、「困っている声をあつめ行政に対策を求めましょう」と激励しました。
 
 台風で浸水被害のあった小学校の見学や、住民の現状も聞きました。(しんぶん赤旗 2022年12月24日)