なくそう日米軍事同盟 平和大会4年ぶりリアル開催 鹿児島

344A0CED-466D-4FA5-938A-CA780B965C21 「なくそう!日米軍事同盟・米軍基地 大軍拡・戦争国家づくりストップ!憲法活(い)かした平和外交を 2023年日本平和大会in鹿児島」が11月11日、鹿児島市内で4年ぶりのリアル開催で始まり、オンラインで配信されました。主催は同実行委員会です。
 
 開会あいさつで全労連の小畑雅子議長は、イスラエルによるパレスチナ・ガザ攻撃の即時中止を強く求めました。鹿児島、沖縄、奄美がある南西諸島の軍事要塞(ようさい)化にノーをつきつけ、運動を交流し、全国で取り組みを強めようと呼びかけました。
 
 主催者報告で千坂純事務局長は、日米軍事同盟は国民をアメリカの戦争に巻き込むものだと指摘。日米軍事同盟を抜け出し、憲法を生かした平和外交の重要性を強調しました。
 
 海外からの連帯あいさつで韓国・釜山「平和と統一を拓(ひら)く人々」の孫基鐘(ソン・ギジョン)事務局長は、朝鮮半島、北東アジアで核戦争の拠点となっている釜山を非核平和の都市にする活動を紹介しました。
 
 婦人国際平和自由連盟ウクライナ・コーディネーターのニーナ・ポタルスカさんは、「世界の子どもたちが安心して眠れるよう知恵と忍耐を発揮しよう」と呼びかけ。反NATO(北大西洋条約機構)運動からベルギー「平和」グループのルド・デブラバンデルさんは、戦争政治に反対し、別の安全保障機構の推進を強調しました。
 
 軍事要塞化が進む九州・沖縄の代表が発言。沖縄の代表は、デニー知事を支持し、辺野古新基地建設に反対する運動を紹介。佐賀の代表は、陸自オスプレイ基地の建設工事強行に対して、地権者が工事差し止め仮処分を申し立てたと報告しました。
 
 日本共産党の田村貴昭衆院議員が連帯あいさつ。玉城デニー沖縄県知事、オール沖縄選出・日本共産党の赤嶺政賢衆院議員、立憲民主党、社民党、れいわ新選組、「沖縄の風」の各国会議員らがメッセージを寄せました。(しんぶん赤旗 2023年11月12日)