エッセイ

私と日本共産党 田村貴昭衆院予定候補 九州・沖縄

田村貴昭衆院議員「金権腐敗と無縁 金看板」

 

中学生の時にロッキード事件が起き、なぜ総理大臣が逮捕されたのか、よくわかりませんでした。日本共産党が企業献金を受けず、清潔な政治活動を貫いていることを知ったのは、学生時代。こんな党があったのか…子どもの頃からの疑問が解けたようで、喜んで入党しました。

 

所属していたのは北九州市の小倉地区委員会。事務所は一軒家で、ここでよくご飯を食べ、風呂にも入れていただきました。私にとって共産党はまるでわが家でした。

 

金権腐敗とは無縁の党。40年前に知った事実は、今に至るも全く変わらず共産党の金看板です。2月の衆議院予算委員会で、鶏卵汚職事件の質疑に立ちました。農水大臣が大臣室で、大手鶏卵メーカーから数百万円のワイロを受け取った事件は、まるで現代版“越後屋”です。「カネを渡した側の要求が、受け取った側の大臣のもとですべて実現している」。真相究明への論戦に、他党の議員からも「よく調べているね」「第2弾は?」と声が掛かりました。

 

桜を見る会、官房機密費など、「しんぶん赤旗」がスクープを放ったとき、野党の仲間は驚いた顔をして「御党の調査能力には脱帽」「どこから情報が届くの?」と。いや、私もびっくりしているんですよ(笑)。情報提供者を守るところも、この党が信頼を寄せられているところ。

 

2015年、衆議院に企業団体献金の完全禁止法案を提出したときは感無量でした。今度は、これを可決できる勢力に躍進を遂げたい。清潔な政治の実現へ、総選挙がんばります。(しんぶん赤旗 2021年8月29日)

【プロフィール】

田村貴昭衆院予定候補(60)

衆院議員(2期)、党国会議員団農林水産部会長、環境部会長

赤旗「水曜随想」 「私が総理の立場だったら」/田村貴昭 衆院議員

185782587_3308508055918826_7042901151001473707_n「私が総理の立場だったら」

 

国民のみなさん。新型コロナウイルスのやっかいなところは、無症状の感染者が無意識のうちに感染を広げることです。政府として、これまでの取り組みを改め、検査と調査を広く実施します。駅、繁華街、福祉施設などで、PCR検査を行います。もちろん無料です。ぜひ協力してください。

 

「でも、陽性だったら仕事を失う」「収入が減り、家族はどうなるのか」などの不安を抱かれる方も多いと思います。感染の有無を問わず、生活や経営が苦しくなった方へ、政府が責任をもって減収補填(ほてん)します。病院への支援を行い、医療体制を全力で拡充します。

 

コロナ対策は、国民の理解と協力が欠かせません。自粛や時間短縮を呼びかける以上、補償をセットで進めます。

 

コロナ禍において、とりわけ一人親世帯、女性、学生、非正規で働く人たちが苦しんでいます。この機会に労働法制を見直し、正規雇用が当たり前の社会に切りかえ、学門を引き下げます。

 

東京オリンピックの開催はかえって感染を広げ、医療体制を逼迫(ひっぱく)させます。速やかに中止の決定を行います。

 

医療や社会保障の大切さを世界中の人々が感じています。軍事を増強するより、税金を命と生業(なりわい)を守る対策に優先的に充て、それを国際協調とするために、日本国政府として各国に呼びかけます。

 

こうして、一日も早い感染収束と安心の日常を取り戻します。

 

 

(菅総理、やるべきことをやってください。いますぐに)

しんぶん赤旗 2021年5月12日

赤旗「水曜随想」 森会長、お辞めなさい/衆議院議員 田村貴昭

無題 「森は辞めよ」。いまに始まった話ではない。森喜朗氏が首相の時に、日本は「天皇を中心としている神の国」と言い放ち、内閣支持率は急落。高まる国民の「辞めろ」の声に、同じ姓の森さんが当惑したことを思い出す。
 
 森氏の暴言・放言は枚挙にいとまがないが、今回の「女性がたくさん入っている会議は時間がかかる」「女性の発言時間を制限する必要がある」に至っては言語道断、アウト!だ。女性蔑視、女性差別に加え、黙っているのが「わきまえている」との物言いは、民主主義の根幹にかかわるもので、およそ東京五輪・パラリンピック組織委員会会長の資格はない。
 
 国内はもとより世界から抗議の声が大きく広がっている。にもかかわらず、菅首相は動かず、二階幹事長に至っては、ボランティア辞退続出に「瞬間的」「また新たなボランティアを募集する」と言いたい放題。全く事の重大性がわかっていない。情けないことに二階氏の両隣にいる女性国会議員は、じっと立っているだけ。自民党、だめじゃこりゃ。
 
 日本は男尊女卑の国、ジェンダー平等に理解がないと思われたら大変だ。声を上げよう、挙手をしよう。「私は発言します」
 
 森氏のお孫さんが猛烈に怒っていて、寝られずに会社も休んだという。森氏に電話で「『すぐ辞めて。おじいちゃんが辞めなければ、私が会社を辞める』と」(「毎日」7日付)
 
 お孫さん、会社の会議で発言できないじゃないか。それとも女性は孫娘であっても、黙っていろということか。
 
 身内まで不幸をもたらした。森会長、お辞めなさい。(しんぶん赤旗 2021年2月10日)

赤旗新年あいさつ 「国会論戦も選挙も全力」  田村貴昭衆院議員

田村議員②DSC_0136_1 「持続化給付金が下りない。もう店を閉めるしか…」――切実な相談が寄せられ「すぐに決定せよ」と年末まで中小企業庁と折衝。一方で「GO TO」に固執し、コロナ対策で間違いを繰り返す菅政権。もう任せられんばい! 怒りの年越しです。
 
 命、健康、生業を大切にする政治の転換へ。政権交代で果たします。“桜に卵”相も変わらぬ自民党の金権腐敗と反省なき政治の私物化。清潔な日本共産党の躍進で一掃しましょう。
 
 地球温暖化によって大災害がもたらされ、ウイルス感染症の大もとにあるのは人間による開発。SDGsの実践を求め、いまこそ資本主義の業をたださなければ。正念場の年です。国会論戦も選挙戦も全力でがんばります。(しんぶん赤旗 2021年1月5日)

赤旗「水曜随想」 金権腐敗政治特効薬は/衆議院議員 田村貴昭

8日 金権疑惑、鳥インフル (2) 「お主も悪よのう」「いえいえお代官さまほどではありません」--時代劇でおなじみ越後屋の場面。今に至るも同じことが続いている。時は、吉川貴盛元農水大臣が在任中の2018年から2019年にかけて。ところは農水省の大臣室。
 
 家畜のストレスを減らす飼育方法「アニマルウェルフェア」の国際基準案に対して、日本の養鶏団体は「現実的に不可能」として、日本の現状を踏まえた案となるよう大臣に要望。
 
 その後政府は「多様な飼養形態が認められるべき」とのコメントを国際機関に提出した。問題は、この経緯の中で吉川大臣が大手鶏卵生産会社「アキタフーズ」から数百万円の現金を受け取ったという疑惑だ。
 
 業者は「渡してはいけない違法性があるお金だと分かっていた」との報道。一方、大臣は現金の授受は何もコメントせず雲隠れ。うーん、いよいよ怪しい。
 
 昨日(8日)の農水委員会で、当時の大臣と業者の面接記録など、事実関係をいろいろ聞いたが、農水省は「捜査案件なのでお答えを差し控える」の一点張り。隠そうとするからますます怪しい。ごまかそうとしても、そうは問屋が卸さない。野党は7日に合同ヒアリングを行い真相究明へ追及チームを立ち上げることを決めた。私も力を発揮するぞ。
 
 カジノ汚職、桜を見る会、そして現代版越後屋…相も変わらぬ金権腐敗政治。政府も自民党も自ら真相究明にあたろうとはしない。そんな自民党につける薬は…ある。しかも特効薬。何といっても汚職腐敗と無縁の共産党が選挙で躍進することだ。さあ、観念してもらおう。(しんぶん赤旗 2020年12月9日)