NHK番組 やらせ疑惑究明ぜひ 田村貴議員 反省し良い番組に

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日本共産党の田村貴昭衆院議員は4月16日の総務委員会で、NHKが発表した「クローズアップ現代」でのやらせ疑惑に関する中間報告の問題点をただしました。田村氏は「(疑惑の)核心をなす点について検証がされたのかが分からない」と不十分さを指摘。「反省を糧にさらに良い番組をつくることが大事だ」と要望しました。

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昨年5月放送の番組は「追跡“出家詐欺”」と題し、多重債務者が出家・改名することで債務を逃れる詐欺事件を追ったもの。ところが「あっせんするブローカー」として登場した人物が「自分はブローカーではない」と主張。中間報告は「(記者の話と)大きく食い違っている」とまとめています。

 

田村氏は「ブローカーであるかどうかの事実をあいまいにして、話の食い違いを論点にしている」「やらせの基準を示すことなく、『演出が過剰』という報告では視聴者は納得しない」と批判。誤りを迅速に認めた民放番組も示して、迅速な調査を求めました。

 

NHKの堂元光副会長は「できる限りのスピード感を持って調査を進め、改善点を含めて報告書をまとめたい」と答弁。田村氏は「大事なのは、この事態で現場に萎縮作用を及ぼさないことだ」と強調しました。(しんぶん赤旗 2015年4月17日)